明治安田J1リーグ 第33節
2024.10.5 17:30 KICK OFF vs 北海道コンサドーレ札幌
2024.10.5 17:30 KICK OFF vs 北海道コンサドーレ札幌
MATCH
REVIEW
大阪ダービーで敗れ9戦未勝利に
4連勝中の東京Vをホームに迎えたJ1第32節。相手の5バックを崩すためにも、「大胆にリスクを侵していくことが必要なんじゃないかなと思います」(宇佐美)という攻撃を試みるも5-4-1のブロックを組みながら引いて守る相手に対し、前半は準備してきたサッカーを出せずに苦戦。「スペースがない中でもリスクをかけた動きやパスが必要だと思うんですけど、そこの正確性、クオリティが足りなかったところが少しあったのかなと思います」(ダワン)ということもあり、ボールを保持して押し込む時間も作るもシュートはわずか1本に終わる。
ポジショニングを修正して臨んだ後半はオープンな展開になり、互いにチャンスを作り出す中で先制点を挙げたのはガンバだった。74分、「奥にパスをつけることは一週間の練習の中でやってきたことですし、そこがうまくはまったところではありました」という福岡からの縦パスを坂本が落とし、それを受けた宇佐美の素早いパス出しから最後はダワンがゴールをマークする。このリードを守りながら時間を進め、待望の白星まであと少しと迫った試合終了間際、FKを与えてしまうとその流れから失点。土壇場でゴールを決められ、痛い引き分けに終わった。
台風の影響で延期になり、10月2日に開催されたJ1第29節・C大阪との大阪ダービー。リーグ戦8戦未勝利の流れを変えるためにも絶対に勝ちたかったが、「前半はC大阪の戦術がしっかりとハマって、自分たちのやれることがなかなか出せなかったなというのが正直なところです」(ウェルトン)。前線からのプレスや切り替えの速さなど、相手の強度の高いプレーの前に攻撃のリズムを作れず防戦一方の展開に。それでも、「(宇佐美)貴史とシン(中谷)と3人で話した時に思い切り割り切って前半を乗り切ろうっていう話をしていた」というGK一森のビッグセーブなどもあり、0-0で試合を折り返した。
しかし、後半も相手の勢いを止めることができず、48分にFKから失点。先制点を決められてしまう。60分に「この状況を壊していくしかないと思って入ったので、自分のプレーで何か1つでもきっかけを作って雰囲気を変えていくしかないと思っていた」という山下が投入されたことで徐々にガンバもペースを握れるようになる。ただ、62分の宇佐美のチーム1本目のシュートは枠外、82分のウェルトンのゴールはオフサイド、攻勢を強めた終盤もボールを握りながらもシュートを打つまでには至らず試合終了。0-1で敗れ、9戦未勝利となった。