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北海道コンサドーレ札幌 明治安田J1リーグ 第33節
2024.10.5 17:30 KICK OFF vs 北海道コンサドーレ札幌

MATCH

HIGHLIGHT

大阪ダービーの教訓が生きる札幌戦。「蹴らされる」のではなく、狙いを持って「蹴る」ことが勝利のポイントに

シュート2本に封じられた大阪ダービーの悔しさは簡単に拭い去ることは出来ないが、敵地で喫した敗戦も成長過程の途中にあるガンバにとっては「苦い薬」になっている。
「僕らにとってはどの試合でも伸びしろでしかないと思っている」と福岡は話すが、相手のハイプレスに手こずった前節の反省は、札幌戦の教訓になっている。
ドリブルの回数はリーグ3位、パスの本数はリーグ4位とロングボールを主体に戦うスタイルではない札幌だが、前線からアグレッシブにプレスを繰り出してくるスタイルは選手が変わっても変化がない。
「ホームなので相手を押し込んでサッカーがしたいし、立ち上がりから勝たないといけないという気持ちで前からプレッシャーをかけていきたい」と山下が話すように、まずは好調時にガンバが見せていた最前線からの連動したプレスを繰り出す姿勢が不可欠になるが、札幌も攻撃時には前線の5枚がガンバの最終ラインに対してプレスをかけてくるはずだ。

ダービーでは「ダービーでは選手が色々なプレッシャーを感じながらやっていたようだし、いつもやれていることがやれていなかった」とポヤトス監督が悔やんだように、最終ラインは宇佐美へのロングボールを多用。セカンドボールも拾えずに、押し込まれる展開が続いたが、札幌戦では「蹴らされる」のではなく、時に狙いを持って前線に「蹴る」ことがポイントになる。
「ダービーでは蹴らされていると感じていたけど、札幌戦では、そういう展開になったらセカンドボールの勝負というサッカーに切り替えられるかどうか。また違った戦い方が出来るということを試合で見せたい」と福岡は話す。

もっともボランチの大崎を筆頭に単調なフィードに対しては跳ね返す力を持つ札幌だけに、効果的に長いボールを蹴って、「ビルドアップで詰まるのではなくて、相手のコートでサッカーがしたいし、その場合はセカンドボールにこだわりたい」と山下も、最終ラインからの長いボールを有効に活かしたい考えだ。
シンプルにDFラインの背後に抜け出すのがベストだが、跳ね返されたとしてもセカンドボールを回収すれば自ずと波状攻撃につながっていく。
「相手はマンツーマンだから一人剥がせると状況は変わるので前線の選手がどれだけ駆け引きで勝つか。スペースは絶対にあると思う」(山下)と地上戦での攻略も目指すガンバだが、理想を追いながらも現実的な最善の策で札幌ゴールをこじ開けたい。
クロスから7得点、こぼれ球から8得点と特定の点取り屋に頼らない攻撃を見せている札幌だが、5点を決めている青木や4得点の駒井ら前線の流動的な攻撃は要警戒。彼らを封じるミッションを託される福岡だが、同時に最終ラインからのビルドアップやフィードも意識する。「試合の流れの中でロングボールを蹴るのか、つなぐのかの判断をチームとして整理したい」(福岡)。
繋いで崩すのが理想ではあるが、狙いのあるキック一本で戦況を一変させることも必要になる札幌戦。
ピッチに立つ11人の共通理解が様々な場面で試されることになる。

vs札幌 MATCH ANALYSIS

G大阪 vs 札幌 過去5シーズンのリーグ戦対戦成績

324
8得点14失点
対戦成績
2020 9/19(土) 札幌厚別
第17節
1-0
Win
10/31(土) パナスタ
第25節
2-1
Win
2021 7/30(金) 札幌厚別
第4節
2-0
Win
10/2(土) パナスタ
第31節
1-5
Lose
2022 5/4(水・祝) パナスタ
第11節
0-0
Draw
6/26(日) 札幌ド
第18節
0-1
Lose
2023 3/18(土) パナスタ
第5節
2-2
Draw
9/2(土) 札幌ド
第26節
0-4
Lose
2024 4/6(土) 札幌ド
第7節
0-1
Lose
     

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