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東京ヴェルディ 明治安田J1リーグ 第32節
2024.9.28 17:00 KICK OFF vs 東京ヴェルディ

MATCH

REVIEW

攻守が噛み合わずリーグ7戦未勝利に

天皇杯 準々決勝・広島戦から中2日で迎えたJ1第30節・浦和戦。「相手の監督のワンチャンスをものにしてしっかりと後ろを固めるというところに対して難しい展開になりました」(ポヤトス監督)と話したように、再就任したマチェイ スコルジャ監督体制初戦の浦和に苦杯をなめさせられる。
前半は相手のシュートを1本に抑えたものの、ガンバも「いい距離感、いいポジションで並べませんでしたし、いいパスを入れやすいような攻撃の形、ポジショニングがなかなか取れず、相手に上手くコンパクトに守られたなと思います」(宇佐美)、「球際とか前回よりけっこう激しく感じましたし、1対1の局面のところは簡単にはシュートを打たせてもらえないと感じました」(坂本)と相手のコンパクトかつタイトな守備に苦戦。シュートはわずか3本、枠内シュートは35分の坂本の1本のみに終わる。相手の堅守を崩すためにも先制点が欲しいところだったが49分、中央への切り込みからサイドに展開され、クロスからゴールを決められてしまう。
追いかけるガンバは、57分に山田と美藤、66分に岸本と山下を投入。相手の攻撃の芽を摘みながら終盤には押し込んでチャンスを作るも、最後まで崩せず0-1で敗れた。
出場停止のダワンに代わり美藤がリーグ初先発を果たすなど、浦和戦から先発4人を変更して臨んだアウェイでのJ1第31節・京都戦は白熱の一戦になる。
開始早々からともに枠内シュートを放つ中、ガンバはウェルトン、山下を活かした攻撃で背後を狙っていく。すると20分、「シンくん(中谷進之介)がボールを持った瞬間に絶対に背後に行こうと思っていた」と山下が抜け出し、最後はその折り返しを山田が押し込みゴール。リーグ戦では7試合ぶりとなる先制点を奪取する。
この勢いに乗って勝利へと突き進みたいところだったが27分、GK一森のパスがずれたところを奪われてのシュートは中谷がかき出したものの、そのこぼれ球に詰められ試合を振り出しに戻される。

1-1で迎えた後半も一進一退の攻防戦になるが、60分にカウンターから失点。逆転を許したガンバは攻勢を強め、74分に宇佐美、ウェルトンと枠内シュートを放つも、相手GKの好セーブに阻まれ、なかなかその牙城を崩せない。しかし、87分、FKからのこぼれ球に反応した中谷が同点弾をマーク。さらに90分にもFKから中谷が蹴りこみゴールネットを揺らすが、VARの結果、ウェルトンがハンドを取られゴールは幻に。また、終了間際に得たPKもVARの末に取り消され、2-2の引き分けに終わった。

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