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浦和レッズ 明治安田J1リーグ 第30節
2024.9.14 19:00 KICK OFF vs 浦和レッズ

MATCH

HIGHLIGHT

浦和の「赤い壁」を打ち破る。今季のガンバの違いを見せる時が来た

「浦和に勝てれば波にも乗れるし、自信にもなる。とにかく勝つことが大事」。4月20日に行われた浦和戦では、埼玉スタジアムを静まり返らせる決勝ゴールを決めた坂本が、この試合の重要性をこう強調する。
ペア マティアス ヘグモ前監督が率いていた当時の浦和は4-3-3の布陣を採用し、ガンバ同様ボールを動かす攻撃的なスタイルを志向していたが、今節からは浦和を3度目のアジア王者に引き上げたマチェイ スコルジャ監督が再び指揮を執る初戦となる。
「去年とはメンバー構成が違うが、去年の傾向は4-4-2のブロックをしっかりと作ってくるチームだった」とポヤトス監督は敵将のスタイルをこう話す。
まずは堅実なブロックを構築し、縦に速いサッカーを挑んでくる可能性が高そうな浦和だが、ガンバに待つミッションは「赤い壁」を打ち破る作業である。
昨季は浦和に対して公式戦で4戦4敗。うち2試合はゴールを奪えず、計2得点にとどまっているガンバだが、宇佐美は力強く言い切った。
「去年のガンバとは違うということを見せないといけない」。
総得点は32点にとどまるガンバだが8月以降の試合はウェルトンと山下の立ち位置を微修正。両ワイドの推進力に頼るだけでなく、幅広い崩しを見せ始めているガンバだが、スコルジャ監督が得意とする堅守の攻略はやはり、両ワイドの2人のパフォーマンスが鍵になる。
「1人で相手のDFを剥がしてくれるので中で待つFWとしてはボックス内に入って行くだけなのでありがたい」と坂本もガンバが誇る両ワイドの質の高さをこう話す。
パワフルな突破で相手の守備陣を破壊する剛のウェルトンに対して、山下はリーグ屈指のスピードを生かした個の打開力も武器。「ウェルトンと山下くんがボールを持ったら、なるべく彼らに近づかないようにポヤトス監督からも言われている。2人の良さを消してしまうことになるので」と坂本はサポート要らずの2人の質の高さをこう話す。
浦和はチームのクリア数がリーグ19位で、パス本数に至っては8位のガンバを大きく上回るリーグ2位。しかし、対照的なスタイルを採用するスコルジャ監督だけに、過去の数字のデータは参考にならないだろう。
天皇杯の広島戦でも2点を演出したウェルトンは3得点5アシスト、山下は守備でも圧巻のハードワークを見せながら4アシストをマークしているが、山下は「相手は4バックなので、両ワイドのどちらかが相手のSBをピン留め(立ち位置で相手のSBの攻め上がりを封じること)したい」と攻守両面での貢献を誓う。
「ピッチを広く使ってサイドで破壊していきたい」(ポヤトス監督)。いかなる堅守を相手が築こうとも、最終的にモノを言うのはアタッカーの個。エース宇佐美の輝きはもちろんだが、今季のガンバの個の力で浦和の守備を崩し切るのみである。

vs浦和 MATCH ANALYSIS

G大阪 vs 浦和 過去5シーズンのリーグ戦対戦成績

324
9得点15失点
対戦成績
2020 8/19(水) パナスタ
第11節
1-3
Lose
11/22(日) 埼玉
第28節
2-1
Win
2021 5/16(日) パナスタ
第14節
0-3
Lose
10/16(土) 埼玉
第32節
1-1
Draw
2022 2/26(土) 埼玉
第2節
1-0
Win
7/2(土) パナスタ
第19節
1-1
Draw
2023 5/14(日) 埼玉
第13節
1-3
Lose
9/24(日) パナスタ
第28節
1-3
Lose
2024 4/20(土) 埼玉
第9節
1-0
Win
     

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