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浦和レッズ 明治安田J1リーグ 第30節
2024.9.14 19:00 KICK OFF vs 浦和レッズ

MATCH

REVIEW

天皇杯準決勝で広島を破り4大会ぶりのベスト4進出!

天皇杯・湘南戦から中2日、『GAMBA EXPO』として行われ、3万人を超える観衆が詰めかけたJ1第28節・福岡戦。前からアグレッシブに来る相手に対してやや手を焼き、22分、「僕のPKからリズムが崩れてしまったので申し訳なく思っています」(鈴木)と反省を口にしたように、PKを与え失点。先制を許したが、CKを得た27分、鈴木からのクロスを福岡が頭で合わせ同点に追いつく。しかし、32分、ショートコーナーからのクロスを合わせられ失点。再び追う展開になってしまった。1-2で迎えた後半、「しっかりと規律を持ってうまく入ってくれたと思います」(ポヤトス監督)と話したように開始早々に選手たちが魅せる。48分、宇佐美が左サイトから送ったクロスに反応した坂本がヘディングでゴールを奪取。試合を振り出しに戻すと、ガンバがボールを保持しながら立て続けにチャンスを作り、相手ゴールを脅かしていく。ただ、粘り強い守備を前に3点目を奪うまでには至らず、2-2のドロー決着。勝ち越すことはできなかったものの2度追いつくしぶとさを見せ、勝点1を積み上げた。
8月31日に行われる予定だったJ1第29節・C大阪との大阪ダービーが台風の影響で中止になったため、18日ぶりの公式戦となった天皇杯準々決勝。3日後に浦和との試合を控えていることもあり、宇佐美やダワンがベンチスタート。代わって1トップに坂本、ボランチの一角に美藤を起用して臨んだリーグ首位・広島との一戦は、「本当に泥臭く戦えた試合だったと思っています」(ポヤトス監督)。

開始早々からゴール前に迫られたがこの時間を切り抜けると、14分、「あそこは(パスを)もらってシュートを打つしかないなと思っていました」とウェルトンのパスを受けた山田が見事シュートを決め、先制点を挙げる。しかし、その2分後、連係ミスからボールを奪われ同点弾を決められてしまうと、相手の攻勢が増し、思うように前進することができない。それでも追加点は許さず、1-1で試合を折り返した。
後半は互いに勝ち越しを目指し攻勢を強めるが、なかなか均衡は破れない。この状況打破のために70分に宇佐美、福田、ダワンをピッチに送ると、79分にスコアが動く。左サイドでウェルトンがドリブルで仕掛け中央にパスを出すと、中央にいた岸本が左足を振り抜きゴール。「トラップを良いところに置けたので、ふかさないように、枠に、という気持ちで打ったらすごく良いコースに行ってくれました」(岸本)という追加点を決める。その直後に相手も3枚替えを行い圧力を増してきたが、集中力を切らすことなく粘り強く対応。最後までリードを守り抜き、2-1で4大会ぶりのベスト4進出を決めた。

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