明治安田J1リーグ 第28節
2024.8.24 18:30 KICK OFF vs アビスパ福岡
2024.8.24 18:30 KICK OFF vs アビスパ福岡
MATCH
REVIEW
リーグ戦は足踏み状態も負けなしを続け、天皇杯では3大会ぶりのベスト8進出
約2週間半の中断期間明け最初の試合となったJ1第25節・FC東京戦。宇佐美を出場停止で欠いた一戦は、「決定機をしっかりと決め切るというところが足りなかったのかなと思います」(ポヤトス監督)。立ち上がりから高い位置を取ったガンバはサイドからの攻撃などで押し込み、試合の主導権を握る。16分、23分にジェバリ、26分に坂本、32分にはダワンが枠内シュートを放つなど前半だけで12本ものシュートを打ち相手ゴールに襲いかかるが、相手GKの好守にも遭い0-0で前半を終える。
後半は修正してきた相手に開始早々に危ない場面を作られ、ガンバのゴール前に迫られる場面が増えていく。その中でもチャンスを作り7本のシュートをマークしたが、82分のネタ ラヴィのシュートがバーに当たったように最後まで決め切れず、スコアレスドローで試合を終えた。
後半は修正してきた相手に開始早々に危ない場面を作られ、ガンバのゴール前に迫られる場面が増えていく。その中でもチャンスを作り7本のシュートをマークしたが、82分のネタ ラヴィのシュートがバーに当たったように最後まで決め切れず、スコアレスドローで試合を終えた。
前節から中3日、アウェイで迎えた第26節・柏戦は先発4人を変更。出場停止明けの宇佐美、山田、倉田らが先発のピッチに立つ。開始早々に決定機を作られたが、これをしのいだ後は前線が流動的にポジションを入れ替えながらボールを動かし得点を狙っていく。しかし、惜しいシュートはあったものの決めきることはできず、徐々に相手ペースに。0-0で迎えた後半は、「疲労で落ちるということは自分の中で予測できていた中、相手に押し込まれる展開が続きました」(ポヤトス監督)と振り返ったように、運動量が落ちたことで相手にボールを回収されることが増え、主導権を握られてしまう。それでも守備陣を中心に我慢強く対応。終盤も押し込まれたが最後までゴールを許さず、0-0で勝点1を積み重ねた。
第27節では勝点1差で1つ下の5位につける神戸との上位対決に臨んだガンバ。立ち上がりから両チームともにゴールに迫るシーンを作る中、時間の経過とともにガンバがボールを保持し、試合をコントロールしながらチャンスを生み出す。だが、得点を挙げられず、前半終了間際にはゴール前の攻防戦の末、FW大迫に押し込まれ先制を許してしまう。無得点が続くガンバにとって痛い失点だったが、56分、エース・宇佐美がドリブルで前に運び強烈なシュートを決め振り出しに戻す。その後も一進一退の攻防戦を繰り広げ、84分に再びリードを許したが、激闘はこれで終わらなかった。試合終了間際、抜け出した坂本のシュートを、前に入っていた中谷が体に当てゴール。土壇場で同点に追いつき、執念で勝点1を手にした。
神戸戦で宇佐美が、「負けないチーム、逆境に強いチームになってきたと思います」と話したことを証明してみせた天皇杯ラウンド16、湘南戦。先発6人を入れ替えて臨んだ中で、立ち上がりは相手にボールを持たれ、11分には元ガンバ戦士のMF奥野に恩返し弾を決められたが、その3分後、ネタ ラヴィのパスを受けた山下が相手GKの頭上を越える柔らかなループシュートを決め1-1に。35分にカウンターから失点も、41分、今度は鈴木のFKを福岡が頭で合わせ、再び同点に追いついてみせた。
点の取り合いとなった前半と比べ、後半はさらに気の抜けない拮抗した戦いになった中、勝ち越し点を挙げたのはガンバだった。76分、CKから中谷がヘディングシュートを決め逆転に成功。2度リードされながらも試合をひっくり返す強さを見せ、3大会ぶりのベスト8進出を決めた。
点の取り合いとなった前半と比べ、後半はさらに気の抜けない拮抗した戦いになった中、勝ち越し点を挙げたのはガンバだった。76分、CKから中谷がヘディングシュートを決め逆転に成功。2度リードされながらも試合をひっくり返す強さを見せ、3大会ぶりのベスト8進出を決めた。