直近の天皇杯ラウンド16・湘南ベルマーレ戦はホームで白星を掴み、準々決勝進出を決めることができました。J1リーグ戦ではここ4試合勝ちきれない試合が続いていただけに、2度のリードを許しながら逆転勝ちに持ち込めた展開も、7月の対戦時の反省をもとに、チームとして狙いを持って試合を進めながら複数得点を奪えたのも、ポジティブな要素でした。

また、個人的には湘南戦は1トップを任されたこともあり、ボールを収めることや背後への動きを意識していましたが、その２つについてはある程度、思うようにプレーできたと思っています。前線の康太くん（山田）や諒也くん（山下）、亮太郎くん（食野）らと連動して、ゴールに向かうシーンを作り出すことができました。ただ、欲を言えば、ゴールを決めたかったです。ロングボールで背後に抜け出してシュートまで持ち込んだシーンなど、チャンスはいくつかあっただけに、そこでしっかり数字を残していけるようにしたいと思います。

今節対戦するアビスパ福岡は守備が固く、前線にザヘディ選手やウェリントン選手ら、高さのあるFWをターゲットに鋭いカウンターを仕掛けてくるチームという印象があります。前半戦の対戦では、その福岡のブロックに対してクロスボールを放り込むシーンが多くなってしまい、なかなか決定機を作り出せなかったのを覚えています。
その反省からも、相手の堅守をしっかりと崩すには、ボールと人がしっかり動いて、スペースを突いていくという動きが必要になると思っています。今回、福岡がどういう戦術で臨んでくるかは分かりませんが、そうやって選手同士が連動してゴールを目指せば、こじ開けられるシーンを増やせるという自信もあります。また、自分たちの展開に持ち込むためには、まずはしっかり集中して試合に入りペースを掴むことも大事だと思っています。特に入りの時間帯は、セカンドボールをしっかりものにすることで自分たちの流れに持っていきたいです。

今節は『GAMBA EXPO2024』が開催されることや、夏休み最後のホームゲームということもあって、たくさんの方にご来場いただけると聞いています。その皆さんに来てよかった、楽しかった、という気持ちで帰ってもらうためにもとにかく勝つ姿を届けたいです。また、『大阪ダービー』もそうだったように、満員に近いパナソニックスタジアム吹田で掴み取る勝利は、1勝以上の重みを持つといっても過言ではないからこそ、みんなで勝ちにいき、上位争いの弾みにしたいとも思います。応援よろしくお願いします。