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アビスパ福岡 明治安田J1リーグ 第28節
2024.8.24 18:30 KICK OFF vs アビスパ福岡

MATCH

HIGHLIGHT

禁物なのは追いかける展開。攻守両面でセカンドボールを制することが勝点3の鍵に

前年王者の神戸に対して2度追いついて勝点1を手にし、天皇杯では湘南に2度先行されながらも逆転勝ち。真夏の連戦で、心身ともにタフさを見せているガンバだが、中2日で挑む福岡戦は日程的に最も厳しい一戦となる。

ポヤトス監督が「先制点をしっかりと決めること。先制点を決めれば、しっかりと試合の流れを決定的に出来ると思っている」と言えば、黒川も「皆の疲労もあるので、最初から力を出し切って、そこで試合を決め切るぐらいのことが必要になる」と話した。
リーグ戦で足踏みが続いている最大の要因は、得点力不足にある。神戸戦と天皇杯の湘南戦では2失点を喫しているガンバだが、堅守を支えながら、得点でも貢献している中谷と福岡のCBコンビの踏ん張りに応えるためにも直近のリーグ戦4試合で手にしていない先制点を奪いたい。
「福岡のやることはシンプルで、枚数をかけて中を固めながら守り、攻撃ではロングボールを多用して、セットプレーとか、止まったボールも大事にしている」(宇佐美)。得点数はリーグ最小の26得点の福岡だが、平均失点数は1試合あたり1点以下と堅い守りを誇っている。
インターセプト数はリーグ1位で、タックル数は3位、クリア数も4位と守備に関してはリーグ屈指のデータを誇っている。
「僕らが先に失点するとより相手の守備はより固くなる。その前に点を取ることにチャレンジしたい」(黒川)。福岡のペースに持ち込まれないためにも、先にゴールが欲しいガンバだが決して攻め急ぐ必要はないと宇佐美は話す。
先手を取られることなく、ガンバが先にゴールを奪う、というミッションが待つ福岡戦。必要になるのはセカンドボールの回収で絶対に遅れを取らないことである。
チーム最多の9得点を決めているシャハブ ザへディや3得点のウェリントンの高さを生かすスタイルでクロスから10得点、こぼれ球から4点を決めている福岡だが「このスタイルの相手にはセカンドボールが大事になる」とポヤトス監督。
いかに前線から制限をかけようとも全てのロングボールを封じることは不可能なだけに、中谷や福岡が競り合った後のセカンドボールの回収で後れを取らないことが不可欠になる。
そして、セカンドボールの攻防は自陣での守備だけでなく、攻撃をも活かすことになる。「相手はしっかりとブロックを組んで守備をしてくるのでそこをどう崩すかが大事。セカンドボールを拾って、相手の形が崩れている瞬間を狙いたい」と戦術眼に優れた鈴木は、攻撃時の狙いをこう話した。
FC東京戦以降、ガンバの攻撃時の立ち位置は微修正され、より敵陣深くで効果的にボールを動かす時間帯は増えているが、鈴木が得意とする敵陣でセカンドボールを拾うことが出来れば、自ずと波状攻撃につながり厚みのある攻撃を生み出すことになる。
「相手は一発に怖さがあるチームなので0-0のまま進むと、相手の一本にやられる可能性もある」(黒川)。過密日程の難しさがあるからこそ、臆することなく先制点を目指すガンバを披露する。

vs福岡 MATCH ANALYSIS

G大阪 vs 福岡 過去5シーズンのリーグ戦対戦成績

313
7得点7失点
対戦成績
2021 4/7(水) パナスタ
第8節
0-0
Draw
7/17(土) ベススタ
第21節
1-0
Win
2022 3/19(土) パナスタ
第5節
2-3
Lose
8/31(水) ベススタ
第24節
1-0
Win
2023 6/3(土) ベススタ
第16節
2-1
Win
11/11(土) パナスタ
第32節
1-2
Lose
2024 5/3(金・祝) ベススタ
第11節
0-1
Lose
     

※2020年はアビスパ福岡がJ2リーグ所属のため対戦なし

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