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FC東京 明治安田J1リーグ 第25節
2024.8.7 19:00 KICK OFF vs FC東京

MATCH

HIGHLIGHT

エース不在は全員で乗り越える。特徴の違う選手たちで、クレバーにFC東京を攻略へ

今季のリーグ戦24試合の全てに出場し、チーム最多の8得点、5アシストをマークしてきた宇佐美が累積警告による出場停止で、FC東京戦は不在となる。
「貴史(宇佐美)はキャプテンだし、チームに落ち着きをもたらす重要な選手」とポヤトス監督はその存在の大きさを口にするが、プレシーズンマッチのレアル・ソシエダ戦も含めてエースを欠くFC東京戦に向け、準備を進めて来た。
「ジェバリがモチベーション高く、いい状態でいるので、そういった選手がしっかりとやってくれると思っている」(ポヤトス監督)。坂本と阿吽の呼吸で好連携を見せ、ゼロトップに近い動きを見せながら攻撃を引っ張って来た宇佐美とは異なり、ジェバリは最前線で起点となりながら、味方も生かすスタイルを持っている。
もっとも、コンディションが万全となり明らかにキレを取り戻したジェバリは、チュニジア代表としてW杯に出場したその実力を最近の公式戦で随所に見せ始めている。
「ジェバリがいることではっきりする点は前線にポイントが出来ること。キープしたり、起点になるプレーをしたりと、相手のCBが嫌がるプレーしてくれる。ジェバリにいいボールを届けたい」と福岡も最前線でのボールの収まりどころとして期待を寄せる。

今季スルーパスから2得点、30m未満のパスから6得点のFC東京はインターセプトの回数はリーグ4位。ダブルボランチの一角を担う高を含めてアグレッシブにボールを奪いに来るスタイルだが、同時にそこに付け込みどころがあると坂本は言う。「ボランチがけっこう前に出てくるので、その空いたスペースをチームとしてどう生かすか」(坂本)。
ボールを収めるだけでなく、フィニッシュにも鋭さを見せ始めているジェバリは「自分のシュートには自信を持っている。得点ができるチャンスがあれば積極的に狙っていきたい」と今季のリーグ戦3得点目も意識はするが、「自分の役割としては、相手のDFラインの間に顔を出しながらプレーに関わるスタイル。自分の動きに相手のCBが付いて来たら、その裏のスペースをワイドの選手が突けばいい」とあくまでもチームプレーに徹するつもりでいる。
とりわけ鍵を握るのは坂本との連携だが「ジェバリは前で張っているタイプの選手。彼にボールが収まったら、その近くでいい距離感を保つことは意識している」と坂本は話す。

セットプレーのキッカーとしても絶対的な存在感を見せていた宇佐美を欠くガンバだが、「貴史くんがいない分、ボールを持つ時間が少なくなるか、多くなるかがポイントになってくると思う」と福岡。最後尾からのビルドアップやサイドでのボールの動かし方を含めて、チーム全体の共通理解の高さでジェバリら前線の選手にボールを供給したい。
「貴史くん一人抜けたからサッカーが変わると思わせたくないし、ガンバがそういうチームじゃないということを証明するいいチャンスになる」(福岡)。
宇佐美は絶対的エースだが、キャラクターの異なるアタッカーが、その持ち味を発揮すれば自ずと攻撃は機能する。

vsFC東京 MATCH ANALYSIS

G大阪 vs FC東京 過去5シーズンのリーグ戦対戦成績

324
6得点10失点
対戦成績
2020 8/29(土) パナスタ
第13節
1-3
Lose
10/10(土) 味スタ
第21節
1-0
Win
2021 5/22(土) 味スタ
第15節
0-1
Lose
8/21(土) パナスタ
第25節
0-0
Draw
2022 4/29(金・祝) 国立
第10節
0-2
Lose
9/10(土) パナスタ
第29節
0-0
Draw
2023 6/11(日) パナスタ
第17節
3-1
Win
10/1(日) 味スタ
第29節
0-3
Lose
2024 5/26(日) 味スタ
第16節
1-0
Win
     

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