GAMBA OSAKA MDP online

湘南ベルマーレ 明治安田J1リーグ 第24節
2024.7.20 19:00 KICK OFF vs 湘南ベルマーレ

PLAYER'S VOICE

PICKUP PLAYER

FW7 宇佐美貴史『90分で勝ち切る。』

前節・サガン鳥栖戦を2-0で勝利し、2連勝でホームに戻ってきました。今シーズンのパナソニックスタジアム吹田は、これまで以上にピッチとスタンドが一体になっている感じがして、すごく心強いです。選手の誰かが守備でファイトしてボールを刈り取る、球際で競り勝つ、攻撃のギアが上がる、といった瞬間には、決まってスタンドのボルテージがグっと上がるのも感じ取っています。その姿にどういったプレーが大事で、皆さんが何を観たいのかを伝えられている気もしています。そして、そうしたスタンドからの熱を受け取ることで、選手も技術がどうとか、巧いプレーをしようってこと以上に、まずは90分間、熱量を持ってファイトしようということに気持ちを注げています。
そんなふうに互いを刺激にしながら作り上げてきたパナスタの一体感はまだまだ強められると思っていますし、そうなれば勝利に近づく確率をもっと上げられるはずです。今節もぜひ、みんなで、一体となって湘南ベルマーレに挑み、戦って、勝利を掴みましょう。

その湘南は、前半戦ですごく苦しめられたチームの1つとして刻まれています。システムは変わらず3バックがベースになるはずですが、以前とは少し戦い方を変えているようにも感じます。実際、前半戦で対戦した湘南は守って、縦に早いサッカーがベースだったというか。ウイングバックの推進力や、3バックの左右両脇の選手の前へのスピードを活かして前線にどんどん厚みをもたらしてくる印象でしたが、今は3バックの左右に足元の技術がある選手を置くことでボールをコントロールしながら、うまい試合運びをしているような印象もあります。
そんなふうに技術を活かしてボールを持とうとする湘南の守備をこじ開けるには、奪って早い攻撃も効果的だし、自分たちがどれだけボールを取れるかもポイントになると思っています。その上で『先制点』を奪えれば理想的ですが、今のガンバには、仮に先制されてもひっくり返すだけの力、メンタリティが備わっています。だからこそ、状況に揺り動かされることなく『90分』で勝ち切ることを考えればいいのかな、と。その中で、ここ数試合、示せるようになってきた『厚みのある攻撃』の回数を増やしながら、ゴールネットを揺らしたいです。

前節の結果を受けて順位は1つ上がりましたが僕自身は全く気にしていません。今節も、目の前の1試合に向けて準備してきたことを全てぶつけて、戦い切ります。応援よろしくお願いします。

関連記事