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FC町田ゼルビア 明治安田J1リーグ 第21節
2024.6.30 18:00 KICK OFF vs FC町田ゼルビア

MATCH

REVIEW

上位陣との直接対決は我慢強く戦い、勝点を積み重ねる

勝点1差の4位・神戸を迎え撃ったJ1第19節は、「前半はけっこう厳しい戦いでしたし、正直、神戸さんのテンポでサッカーをしてしまったので苦しかったです」(中谷)という戦いを強いられる。
相手の圧力の前にいいポジションを取れず、ボールを持ってもパスコースがなく思うよう動かせなかったこともあり、神戸のペースで試合は展開。19分にはロングスローの流れから決められるが、VARの結果、相手のファウルという判断からゴールが取り消しとなり命拾いする。34分には山田が負傷交代するアクシデントに見舞われるも、一丸となって我慢強く耐え、前半を無失点で切り抜けた。

後半も相手が主導権を握っていたが、交代カードを切ることで変化が生まれ、徐々にガンバがボールを保持できるようになっていく。すると70分、半田のクロスのクリアボールにウェルトンが反応。「相手選手との距離とゴールまでの距離を考えると、ここはダイレクトで打つのがベストだと考えました」とダイレクトで合わせ、味方を勇気付ける先制点を手にする。そして、85分にはCKから相手のオウンゴールを誘発し2点目を獲得。リードを広げて見せた。
その後、アディショナルタイムにPKを決められ1点差に詰められたがGK一森を中心に耐え抜き、2-1で逃げ切りに成功。上位対決を制し、5連勝達成で3位をキープした。

神戸戦から中3日で迎えたJ1第20節では、勝点37で並ぶ2位・鹿島とのアウェイゲームに挑んだ。ネタ ラヴィ、坂本と前節から先発2名を入れ替えた一戦は、「まず前後半で大きく違った展開になったんじゃないかなと思っています」(ポヤトス監督)。
前半はプレスがはまらず、中盤の背後を取られ起点を作られたほか、攻撃面でも、「自分たちで簡単なミスがあったり、取ってからのボールをつなげなかったり、そういったところで相手がボールを食うシーンがどんどん増えてきた」(宇佐美)ことで鹿島が主導権を握る。立ち上がりからシュートを打たれ、25分にはペナルティエリア内でボールを奪われ決定機を作られるが、シュートは中谷がブロックして事なきを得る。前半終了間際にもサイドからのクロスに頭を合わされたが、これはGK一森がセーブ。耐える時間が続く中、押し込まれながらも得点を許さない。

プレスを修正して臨んだ後半はガンバがボールを持つシーンが増え、また時間の経過と共に鹿島の強度も落ちてきたことでセカンドボールも拾えるようになり、相手ゴールに迫るシーンも作りだす。ただ、決定機を作るまでには至らず、0-0で引き分け。連勝は5で止まったものの、鬼門のカシマスタジムから勝点1を持ち帰った。

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