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ヴィッセル神戸 明治安田J1リーグ 第19節
2024.6.22 18:30 KICK OFF vs ヴィッセル神戸

MATCH

REVIEW

劣勢を強いられるもリードを守り抜き、リーグ4連勝を達成

3回戦進出を決めた天皇杯2回戦から中3日で臨んだ前節・柏戦。天皇杯から先発4名を入れ替え挑んだ戦いは、「自分たちがどれだけ勝ちたいかにかかってくると思います」(中谷)との言葉どおり、勝利への執念が厳しい戦いを支える。

「SBのジエゴの特徴も知っているので、そこでダメージを与えられると思っています」(ポヤトス監督)という狙いもあり、ウェルトンや山下のスピードを生かした攻撃などで主導権を握ろうとするガンバだったが、相手の切り替えの速さの前に思うように展開できず苦戦する。それでも先にゴールネットを揺らしたのはガンバだった。15分、鈴木のパスを受けたウェルトンから宇佐美にボールが渡ると巧みなドリブルで進入し、最後は落ち着いて相手DFをかわしてシュート。先制点を挙げることに成功する。その直後に危ない場面を作られ、23分にはポストを叩くシュートを打たれたがここをしのぐと、26分に再びスコアを動かす。FKのこぼれ球を鈴木がシュートすると、これにウェルトンが触れ軌道が変化。そこに、「(鈴木がシュートを打つまで)対空時間がかなりあったボールだったので、危ないエリアに行ってみようと思えた」と反応した山田が古巣相手に恩返し弾をマーク。加入後ホーム初ゴールで2-0と突き放す。
後半は、カードを切り選手の配置を変えてきた相手が攻勢を強めたこと、「カウンターア
タックというところに意識が行ってしまって早くボールを失った状態になり、SBのところをしっかり突かれてしまった」(ポヤトス監督)ことで、立ち上がりから押し込まれ続ける。54分に後半唯一のシュートを山下が放つがこれは枠を捉えられず、相手の勢いを削ぐまでには至らない。以降も自陣での攻防が続き、厳しい状況下で体を張りながら耐えていたが、79分に失点してしまう。1点差になったことでさらに圧力が増し、ピンチが続く中、ガンバも選手交代で流れを変えようとするが状況を打破することはできず、防戦を強いられる。それでも2点目を与えず、最後まで耐え切り2-1で勝利。「勝点を落としてもおかしくないような試合展開だったので、本当に皆で粘って勝ち取った勝点3だったと思っています」(一森)という内容で4連勝を達成した。

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