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柏レイソル 明治安田J1リーグ 第18節
2024.6.16 18:00 KICK OFF vs 柏レイソル

MATCH

REVIEW

勝負強さを見せ公式戦4連勝をマーク

「僕のキックの質と中の選手の相性がマッチするまでに時間がかかったのかなと思います」(宇佐美)というセットプレーが大きな鍵を握ったJ1第15節・川崎F戦。前半は、「パスミスなどで簡単にボールを失ったというところがあったと思います」(ポヤトス監督)、「守備でちょっと相手をリスペクトし過ぎて、引き込み過ぎてボールを持たれてしまったところがあった」(山下)ことから相手にボールを保持され、26分に先制点を許してしまう。しかし、その2分後にFKから中谷の加入後初ゴールで追いつき同点で折り返すと、後半は流れを一変。前半の反省から積極的にボールを奪いに行くことでペースを握り、チャンスを作っていく。すると70分にCKから福岡のJ1初ゴールが生まれ逆転に成功。さらに、81分には途中出場の倉田に今季初ゴールが生まれ、3-1で勝利を飾った。
第15節終了時点で最多得点のFC東京と対戦したJ1第16節。“矛盾対決”と称された一戦は、序盤からガンバがボールを握り押し込む展開を作る。ただ、相手のコンパクトな守備の前にシュートまで行けない状況が続き、カウンターを受ける場面もあったが、GK一森の好セーブなどで得点を許さない。

0-0で迎えた後半は強度を高めてきた相手に主導権を握られるが、徐々にスペースができるようになりガンバが保持する時間を増やしていく。それでも、なかなか得点を奪うまでには至らなかったが、「(監督から)シュートを打ってほしいと言われて試合に入りました」と84分に投入された山田がその1分後に加入後初ゴールをマーク。チームに先制点をもたらす。これにより相手も攻勢を強めてきたが、得点を与えず、1-0で勝利を収めた。
そして今季初の3連勝がかかるJ1第17節・湘南戦。守備がハマらず、立ち上がりから相手にボールを支配され圧力を受ける形になるが、選手たちは我慢強く対応しながら少ないチャンスをものにする。29分、相手GKのパスを鈴木がカットし山下につなぐと、最後はパスを受けた宇佐美がゴールを奪い先制に成功。その後、再び我慢の時間が続くが、無失点で前半を切り抜ける。後半も相手に押し込まれるが、63分、ロングボールで背後を狙った攻撃から宇佐美のスルーパスに抜け出した山下がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。これを宇佐美が決め2-0と突き放したガンバは、78分にCKから1点を返されるもそれ以上の得点は許さず、2-1で3連勝を達成した。
湘南戦から中10日で迎えた天皇杯 第2回戦、J3・福島との一戦はGK東口が今季初先発となるなど先発5名を変更して臨んだ。立ち上がりは福島のボールの動かし方に手を焼いていたが、時間の経過とともにガンバも対応。19分にはFKをダワンが頭で合わせ先制点を奪取する。ここからさらにプレスの強度を高めると、25分、ダワンのパスに抜け出した山下が加入後初ゴールをマーク。さらに35分には相手のビルドアップのミスをダワンが突き、最後はパスを受けたジェバリがしっかりと決めて3-0で前半を終える。大きくリードを広げたガンバは、後半も試合をコントロール。終了間際にGKと1対1の場面を作られたものの、東口がビッグセーブでゴールを死守し、3-0で3回戦進出を決めた。

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