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川崎フロンターレ 明治安田J1リーグ 第15節
2024.5.19 15:00 KICK OFF vs 川崎フロンターレ

MATCH

HIGHLIGHT

必要なのはスペースを見出す目。宇佐美の破壊力と鈴木の戦術眼で相手ゴールをこじ開ける

攻撃力だけでなく、守備の堅さも持ち合わせていた近年の川崎Fだが、今季の失点数はガンバを倍上回る20失点。一方、第14節終了時点で得点数リーグ4位の攻撃陣はシュート数もリーグ4位、パス本数は5位と、やはりボールを握りながら攻撃的に攻め込んでくるスタイルに変わりはない。
名古屋戦と東京V戦では相手の堅い守りに手こずったガンバだが、川崎Fに対しては「どこにスペースが生まれるか」(ポヤトス監督)を常々重視する、今のガンバのスタイルがハマる相手になる。
「守備に関しては隙がある時もあるが、ほぼパーフェクトに近いし、チーム全体で守備ができている。そこの意識とクオリティは去年とは段違いなので、後はどこを伸ばすかというと攻撃的な部分だけ」と宇佐美は話す。
鹿島には苦杯を嘗めたものの、ホームではサポーターの後押しを受けて強さを見せているガンバだが、川崎F戦でポイントとなるのは攻撃的な守備。ロングボールに頼らず、丁寧にボールを動かしてくる川崎Fに対して「より僕らがこだわるべきは、前でどれだけボールを奪えるか。それが今のチームに合っている」(宇佐美)。
昨季もホームで2-0で川崎Fを下した際には、カウンターが効果を発揮したガンバだが、ウェルトンの個の力を生かしたり、阿吽の呼吸を見せているチーム最多得点(4得点)の宇佐美や3得点の坂本らアカデミー出身選手の個の力で、川崎Fのゴールをこじ開けたい。
一方で、初夏を思わせる気候も予想される中での一戦だけにポヤトス監督は「暑くなりそうなので、どちらのチームがよりボールを持てるかが焦点になる」と話す。
互いに中3日の連戦だけに守勢に回り続ける展開は禁物だが、ゲームをコントロールする役割を担う鈴木も、攻撃の活性化で重要な役割を担う一人である。
「攻撃に枚数をかけてきて、そこから崩して得点を取ってくるスタイルだが、しっかりと守って相手が前がかりになったところから自分たちの攻撃を仕掛けたい」(鈴木)。

川崎Fはバフェティンビ ゴミスを起点に3得点のインサイドハーフ、脇坂や2アシストの遠野らも前線に絡んでくるが、川崎Fの2列目をケアしながらも、鈴木に託されるのは前線の選手を活かすパス。「もっと、自分自身も前線で勝負する機会を増やさないといけない」と宇佐美は起点としてだけでなく、フィニッシャーへの意欲も口にするが、鈴木が高い位置でボールに絡めば、自ずと宇佐美や坂本がシュートを打つ場面も増えるはずだ。
「ポストプレーだけでなく2列目、3列目の選手を前向きにした後、僕ももっと前に圧力をかけることでチーム全体の矢印も前を向く」と今季5得点目に燃える宇佐美。
そして、ポヤトスチルドレンの一人としてチームの心臓部を支える鈴木も「攻撃のチャンスを作る上でショートカウンターを増やしたり、崩し切ったり、ミドルシュートやクロスとか色々パターンはある」と川崎F攻略に意欲を見せる。
決定的な仕事をこなす宇佐美と、冷静にチームを動かす鈴木の輝きが、川崎F撃破には欠かせない。

vs川崎F MATCH ANALYSIS

G大阪 vs 川崎F 過去5シーズンのリーグ戦対戦成績

325
12得点23失点
対戦成績
2019 3/17(日) 等々力
第4節
1-0
Win
10/19(土) パナスタ
第29節
2-2
Draw
2020 8/1(土) パナスタ
第8節
0-1
Lose
11/25(水) 等々力
第29節
0-5
Lose
2021 5/8(土) パナスタ
第13節
0-2
Lose
11/27(土) 等々力
第37節
1-4
Lose
2022 3/6(日) パナスタ
第3節
2-2
Draw
7/9(土) 等々力
第21節
0-4
Lose
2023 4/9(日) パナスタ
第7節
2-0
Win
8/6(日) 等々力
第22節
4-3
Win

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