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セレッソ大阪 明治安田J1リーグ 第12節
2024.5.6 13:05 KICK OFF vs セレッソ大阪

MATCH

REVIEW

悪い流れを断ち切れずリーグ2連敗に

2回戦敗退の悔しさを味わったルヴァンカップ・琉球戦から中3日で迎えたJ1第10節・鹿島戦。宇佐美や三浦、中谷らが先発に戻り仕切り直しの一戦に臨んだ。

前から4人がプレッシャーをかけてくる相手に対し、そのライン間のスペースをうまく突きたいガンバだったが、「攻撃は悪くなかったと思いますが、ずっと僕らの右サイドのところで時間を作られていたのでなかなかテンポがだせなかった印象です」(中谷)ということもあり拮抗した展開に。その中で27分、背後を狙っていた相手にゴールを許したが、今度はガンバが39分にスコアを動かす。ダワンのパスに抜け出したウェルトンが1度は倒れながらもすぐに起き上がり、マイナスのクロスを供給。最後は、「ウェルトンがえぐり切って、タッチラインギリギリのところにいたから、マイナスのボールしかないと思ってあそこに入った感じです」とゴール前中央にいた坂本が冷静に決め、同点で前半を終えることができた。
後半は鹿島に主導権を握られ押し込まれる時間が続き、54分には再び背後を突かれ失点。その後、倉田や山下らを投入して状況の打開を図ろうとするも、相手の強度の高いプレスの前に攻め手を欠き1本もシュートを打たせてもらえず、1-2で今季ホーム初黒星を喫した。

鹿島戦から中4日で挑んだアウェイでのJ1第11節・福岡戦。前節の試合で右膝前十字じん帯断裂・右膝内側半月板損傷を負った三浦に代わって福岡、そして右サイドバックに中野を起用。先発2名を入れ替えて戦った。
開始早々に中谷の縦パスを受けた坂本がターンで相手をかわしビッグチャンスを創出。これはGKに阻まれ先制点とはならなかったが、ガンバがボールを保持しながら試合を進める。しかし22分、ボールを奪われ、高い位置を取っていた一森の頭上を越えるロングシュートを決められると、流れは一転。攻守においてアグレッシブに出てきた相手に押し込まれるようになる。
0-1で迎えた後半は、相手が守備のやり方を変え、ハイプレスをかけてきたことで苦戦。思うように攻撃の形を作れずにいたが、58分に宇佐美が投入されたことで前に起点ができ、徐々にガンバが押し返していく。さらにカードを切りながら攻勢を強めようとするが、「福岡は良い守備を継続されて、それに対して自分たちはチャレンジしにいくけども崩せなかったという展開が90分続いたんじゃないかと思います」(ポヤトス監督)と振り返ったように、相手の堅い守備の前に思うようにシュートも打てず0-1で敗戦。リーグ2連敗となった。

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