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鹿島アントラーズ 明治安田J1リーグ 第10節
2024.4.28 15:00 KICK OFF vs 鹿島アントラーズ

MATCH

REVIEW

リーグ戦で2連勝するもルヴァンカップは2回戦敗退

ガンバが立ち上がりから攻勢をかけたJ1第8節・鳥栖戦。4-4-2のブロックを組み引いて守る相手を前に攻めあぐねる時間もあったが、15分には宇佐美のクロスに三浦がヘディングシュート、24分には倉田が枠内シュートを打ち相手ゴールを脅かす。20分過ぎからは相手がハイプレスをかけてきたことで徐々に流れが変わり、41分には一瞬の隙を突かれ失点。嫌な展開になったが前半終了間際に、FKからのゴール前の混戦で坂本が押し込み、試合を振り出しに戻した。

勝負の後半、立ち上がりの勢いは鳥栖にあったが、56分、スルーパスに抜け出したウェルトンが後方から倒されたことで相手がレッドカードを受け退場。これで数的有利に立ったガンバが押し込む。だが、粘る相手をなかなか攻略できず、このまま試合終了かと思われた90+9分、宇佐美のクロスをジェバリが胸で落とし、最後は三浦が右足一閃。「とりあえず。ふかさないようにということだけは意識していました」(三浦)というシュートが決まり、劇的な勝利で連敗を2で止めた。
昨季4敗を喫した浦和との対戦に挑んだJ1第9節。アグレッシブに来た浦和のペースで始まった前半だったが、選手たちが修正しながら徐々に対応。15分過ぎあたりからはガンバもボールを持てるようになり、押し込む時間も作っていく。決定機を作るまでには至らなかったものの、相手にも大きなチャンスを作らせず0-0で前半を乗り切った。

後半は浦和がより攻勢を強め防戦を強いられたが、「持たせているという感覚でやられているとは思っていなかったし、その中で得点を取れたら一番いいなというところだった」(黒川)。相手のシュートがポストを叩くシーンもあったが、その言葉どおり全体的に粘り強く守りながら反撃のチャンスを伺う。すると78分、カウンターから相手ゴール前に迫るとウェルトンのパスを受けた坂本が右足を振り抜きゴール。後半唯一のシュートで得点を挙げる。終盤には再び押し込まれたが、最後まで守り抜き1-0で今季2度目の2連勝を達成した。
この勢いで勝利したかったYBCルヴァンカップ。大会方式が変わり、J1からJ3までの全クラブが参加しノックアウト方式の1stラウンド2回戦から登場したガンバは、沖縄でJ3・FC琉球と対戦。浦和戦から中3日ということもあり先発7名を入れ替え、大卒ルーキーの美藤、ケガから復帰した江川らを起用して臨んだ。「良い守備からの切り替えのところで相手にダメージを与えていくプランがあった中、前半は守備のところでうまくハマりませんでした」(ポヤトス監督)ということもあり前半はテンポやリズムが出ず、43分には先制点を許す。追いかける展開となった後半は立ち上がりから攻勢をかけ、49分、こぼれ球に反応した鈴木が鋭いシュートで同点弾をマーク。試合を振り出しに戻し、追加点を奪いに行く。しかし、チャンスをものにできず、逆に76分、2021年までガンバに在籍していたFW白井に突破を許し恩返し弾を決められてしまう。結局、このリードを守り抜かれ、1-2でルヴァンカップ敗退となった。

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