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サガン鳥栖 明治安田J1リーグ 第8節
2024.4.14 15:00 KICK OFF vs サガン鳥栖

MATCH

HIGHLIGHT

鳥栖戦の鍵は決定力。いかなる形であろうと相手ゴールをこじ開けてみせる

リーグで2番目に得点数の少ない(※前節終了時点)ガンバにとって、鳥栖戦のミッションは実に明確だ。
「シュート数に対して点が取れていないのが明確な課題としてあるけど、今の僕らは間違いなくチャンスを作れると思っている」と黒川が話せば、ポヤトス監督も「攻撃の流れについては心配していないし、我々がボールを持てば必ず、ゴールチャンスが現れるのも分かっている」とチームの戦いには手応えを口にする。

直近の4試合勝利から遠ざかるガンバだが京都戦と札幌戦も含めて、決定力不足に泣いてきた。
ただ、決定機不足ならば深刻な問題だが、横浜F・マリノスに対してもシュート21本を放ち、再三決定機を作り出したガンバにはトンネルを抜け出した先に待つ明かりが確かに見えている。
最大のポジティブな要素はエース宇佐美が、攻守両面で本来の輝きを見せていることだ。1トップで守備のスイッチを入れるだけなく、圧巻のパスやドリブルでも攻撃を牽引。ただ、前節も両チーム最多のシュート6本を放っているだけに宇佐美も「攻守において、僕も今は状態良くやれているし、それを継続するだけ。シュートを決め切ることが出来ていないので悔いが残るが、今の状態に自分の得点が乗って来ればと思うので、継続してやりたい」と言う。

ガンバとは対照的な課題を持つ鳥栖は失点数の多さが現在リーグワースト2位。クリア数はリーグ18番目でインターセプト、タックル数はリーグ17番目という数字だが、決して自陣に引きこもるスタイルではない。
「相手のプレッシャーが前からくるのでそこをどう掻い潜るか、そして鳥栖はハイラインなのでその背後をどう突くか」と福岡は話すが、ガンバが持つもう一つの強みが、ウェルトンという速さと強さを兼ね備えたアタッカーが日々、フィット感を高めていることだ。
京都戦では宇佐美のパスに抜け出したり、横浜F・マリノス戦でも決定的な場面に顔を出したウェルトンだが「相手のゴール前までは迫れているが、最後の一番大事な要素が今、欠けているのでそこは改善したい」とまだホームのサポーターの前で見せていないゴールにこだわりながらプレーする。
もちろん、得点は前線のアタッカーだけに依存するものでないこともチーム全体が理解済みだ。「前節は21本シュートを打っているのに無得点。そこはセットプレーも含めて点を取らないといけないし、チーム全体で改善しないといけない」と福岡。CKやFKではデザインされた形を随所で見せているガンバだけに、空中戦に強さを持つ三浦や中谷らも含めて鳥栖のゴールをこじ開けたい。

そして、直近の3試合ゴールから遠ざかるガンバだが宇佐美はキッパリと言い切った。「よりチャレンジングにやることが大事」。
個々がやみくもに相手ゴールを目指すのではなく「ゴール前に入って来る枚数とか回数を増やすこと。チャンスが多ければ多いほど、その分確率は上がるし、枚数が多ければ多いほどゴール前で人に合う確率も高くなる」(宇佐美)。
ウェルトンの突破や宇佐美のピンポイントクロスもガンバの武器であるだけに、いかにゴール前に厚みを持たせられるかも鳥栖攻略のポイントだ。

vs鳥栖 MATCH ANALYSIS

G大阪 vs 鳥栖 過去5シーズンのリーグ戦対戦成績

433
10得点12失点
対戦成績
2019 5/11(土) 駅スタ
第11節
1-3
Lose
9/14(土) パナスタ
第26節
1-0
Win
2020 10/7(水) 駅スタ
第10節
2-1
Win
11/29(日) パナスタ
第30節
1-1
Draw
2021 4/14(水) 駅スタ
第18節
1-0
Win
10/23(土) パナスタ
第33節
1-0
Win
2022 5/29(日) 駅スタ
第16節
1-2
Lose
9/3(土) パナスタ
第28節
0-3
Lose
2023 2/25(土) パナスタ
第2節
1-1
Draw
8/26(土) 駅スタ
第25節
1-1
Draw

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